GAIAとは?

 59番目の宇宙で生まれた一人の不死身の存在が、〝地球〟と呼ばれる惑星にて宇宙が滅亡するまで生きていく物語。様々な時代の様々な人物と関わり、歴史を刻んでいく叙事詩。
 人間がいたり魔獣がいたり、高校生がいたり社会人がいたり、竜がいたり魔物がいたり、メイドがいたり剣士がいたり、とにかくいろんな時代のいろんな登場人物がいざこざしたり仲良くしたりしつつ、陰には不死者が潜んでいるという感じの長いSFファンタジーモドキの創作です。
 たくさんのキャラクターが登場しますが、どのキャラクターにも何らかの繋がりがあったり、伏線が張られていたりします。 


★宇宙(世界観)について 
 
 ありとあらゆる物、存在に意思は無くとも〝命〟と〝生と死〟が存在する不変無き世界観。
 〝生死の概念〟のよって誕生と滅亡を繰り返す万物を織りなす宇宙そのものも有限の命であり、いつしか滅びの結末を迎える。
 宇宙は必ず〝創造主〟と呼ばれる絶対なる存在(またの名を神)が治めており、〝創造主〟の命が尽きると同時に宇宙が死を迎える。
 〝創造主〟は一つの宇宙に一人だけ存在する。
  宇宙が滅亡すると新しい宇宙が誕生するため〝創造主〟は順番制であり、新宇宙の〝創造主〟は旧宇宙の〝創造主〟によって選定される。 GAIA本編の宇宙は〝59番目の創造主〟によって創り出された〝59番目の宇宙〟が舞台。

 


★地球(ガイア)について

 GAIA創作の本当の意味での舞台。太陽系の惑星。
 意志を持つ星の中でも特に星魂(エトラ)が慈悲を帯びており、生命を育む力が非常に強い。
 通称ガイア様。
 地球上のありとあらゆる生命はガイア様の子供であり、皆のお母さん。とても優しい母なる星。
 地球が汚染されたりそこらじゅうで戦争が勃発したり環境破壊が深刻化するたびに嘆き悲しむが決して子供達を憎まない。いつでも子供達のことを大事にしている。 
 どの生命も平等に愛しているが、フランシスだけには例外的な親子の愛を加護として注いでいる。

 


★旧世界(旧時代)について

 一章~四章までの地球の文明世界。
 昭和とか平成とかがあった現代的な世界。人間が食物連鎖の頂点に立っていた最初で最後の時代。
 基本的には人間の歴史しか語られないが、魔獣や異人や妖精などは旧世界にも存在していた(ただし勢力は弱い)。
 魔法や錬金術は古代では多々使用されていたが、時代の流れと共に伝承者は数を減らし、機械文明が主流になった時代には架空の術として扱われるようになってしまった。
 化学メインの時代。
 時代の終盤では世界中が排他的でいて行き過ぎた現実主義の思想に呑まれ、環境破壊や資源の枯渇によって数えきれないほどの戦争が勃発することになる。
 西暦3012年に文明は崩壊し、長きに渡る氷河期が訪れる。


★新世界(新時代) について

 

 またの名を〝アンダーワールド(神々から追放された世界)〟
 五章~九章までの地球の文明世界。
 旧世界の滅亡(前述)後の弱肉強食の地球。
 地球の星魂(エトラ)から溢れ出た再生の力によって、ファンタジックな変化を遂げてしまった世界。
 旧世界とは違って魔物や魔獣があちらこちらに存在し、剣も魔法も存在する。
 魔法メインの時代。
 食物連鎖の最下層付近にまで蹴落とされた人間種は魔物達に日々怯えて暮らすようになる(特に序盤は)。
 序盤は原始時代にまで文明レベルが落ちてしまっていたが、長い時間と共に少しずつ復興を遂げていく。
 



章ごとのあらすじ


☆序章 宇宙誕生と七のイデア

 「ドウカ ワスレナイデ アイスル コトヲ セカイノ コトヲ アナタノ ユメヲ ……」

 59番目の宇宙にて七番目の〝イデアの民〟は地球に惹かれる。
 感情も愛も知らないまま、全ての始まりへと堕ちていく。

 短編(完結済み)/シリアスしかない/全ての始まりの物語
 メインキャラ 〝七番〟/ガイア
 交流不可
 
「〝世界〟の終点で待っています」

 

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☆一章 望まない世界と星の申し子

「世界の記憶を刻む星の調べ、唄い続けて」

 西暦推定1400年代の〝地球〟。一つの命がついに〝人間〟を模した。 
 己の記憶も背負う宿命も、〝地球〟との約束をも忘れてしまった、一つの命は幼い少年として形を持つ。
 彼の名前は『フゥ』。
 これは、まだ不死者が死を知らなかった時代。知的の海の原初の記憶、全ての始まりの物語。 

 そこまで長くない話(完結済み)/流血多/キャラクターの死要素有り/シリアス八割ほのぼのギャグ二割
 メインキャラ フゥ/リリアンナ
 交流は少々難しいかも

「ぼくの〝世界〟はここだけだから、〝世界〟が死んでぼくも死んだだけの話だよ」

 

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☆二章 騎士と不死と黒き塔

「一緒に行こう、世界のどこまでも」
 
 西暦1500年代。大航海時代に突入した繁栄期の西洋の小国ローヴィア。錬金術発祥の地とも呼ばれる国にて、女騎士ノエルは不死身の少年フランシスと出会う。この出会いこそが運命の分岐点であり、地球の未来に多大なる影響を与えるとは知らずに……。
 錬金術師の陰謀に巻き込まれた四人の人物は孤島に君臨せし黒き塔にて邂逅する。
 女騎士と不死者、キメラの少女と黒魔法使いの命懸けの脱出劇。
 世界を繋ぐ竜の誕生の物語。

 群像劇的な長編(外伝予定有り)/謎解きモドキ有り/戦闘満載/流血多/シリアス六割ほのぼのギャグ四割
 メインキャラ ノエル/フランシス/ラニャ/リグルス
 交流可

「この〝世界〟間違っていようとも、私は私の騎士道を貫くのみ!」

 

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☆三章 黒薔薇の魔女と赤薔薇の永遠

「さようなら、世界」

 魔法も魔的なる存在も過去の夢物語とされ、幻想が現実に排他されていく近未来。
 西暦2512年東京。不死身の自殺志願者フランシスは黒薔薇の魔女マリーベルに恋をする。人類が仮想の星を眺め見る世界にて。
 西暦3010年トウキョウ。ごく普通の高校生山里竜輝は高嶺の花の藤原萌黄に恋をする。人類が幻想を見失った世界にて。
 だんだんと壊れていく世界、崩壊していく文明。消えていく星の恵み。穢れていく地球の上にて、人類は最後の決断に迫られる。
 幻想が排除されていく中で魔女は世界を救うことを望み、竜の少女は生き延びることを望む。繰り出される刺客達から逃れることはできるのか。
 戦争と爆弾。枯渇と飢え。汚染と破壊。人間とアンドロイド。恋と愛。生と死。
 大魔法使いと竜が決別し、世界が滅亡する悲劇。
 不死者と魔女、高校生と高校生の長く短い恋の物語。
 
 群像劇的な長編(構想の段階ですごく長いかも)/戦闘満載/ちょっぴり学園物?/流血多/キャラクターの死要素有り/シリアス七割ほのぼのギャグ三割
 メインキャラ 竜輝/萌黄/フランシス/マリーベル
 交流は少々難しいかも

「〝世界〟に終わりが来るなんて想像さえしていなかったんだ」
「〝世界〟の皆さんこーんにーちはー。これより皆様には〝お別れの準備〟をしてもらわないといけませ-ん」

 

 

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☆四章 終わりの世界とガラクタの記憶  『Imaginary』

「そして世界は終わりを告げた」

 記憶を失った少年、I(アイ)は瓦礫の森の中で目を覚ます。
 視界に映る焼け野原とかつて街だったであろうもの、気味の悪い化け物と怨嗟の声、汚れた空気と腐った大地。
 「どうしてこの世界はこんなに悲しみに満ち溢れているの?」
 首を傾げるI(アイ)に不死身の破壊者は楽しげに囁く。 
 「真っ赤な塔を目指しなさい。この世界を救済するために」
 I(アイ)は歩き出す。記憶を取り戻すために。世界の真実を知るために。
 ガラクタとガラクタ、ガラクタとガラクタ、ガラクタ達は足掻く。
 壊れた人間と狂った人間と真っ赤な薔薇と、とある家族の愛の物語。

 ※現在ゲーム製作中

 そこまで長くない話/戦闘要素有り/謎解き要素有り/流血多?/キャラクターの死の要素有り/シリアスしかない
 メインキャラ アイ/マリー
 交流不可

 「―――――〝世界〟―――――〝記憶〟―――――〝愛〟―――――……ボクの名前を呼ぶのはダレ……?」

 

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☆五章 冥府の氷と楽園の兆し

「この世界に救いは無い」

 旧世界が滅亡して数千年。人類の大半が死滅し、生態系が崩壊した氷河期の地球にて、フランシスは氷の中から目を覚ます。狐耳を持つ少女ミミルの目の前で。
「なんてこった。私はまだ〝死にぞこない〟の最中ですか」
「ねえ、一緒に逃げようよ!―――――ここは魔物だらけだよ!」
 魔物が跋扈する弱肉強食の世界にて、ミミルとフランシスは氷竜を探し始める。
 前者は氷河期を終わらせるために、後者は永久の生から逃れるために。
 巡り合うは変異した生命の成れの果て、石の意思に溺れる蛇髪の少女、氷の竜とその迷宮。
 少年少女の氷雪世界での冒険の物語。
 
 そこまで長くない話/戦闘要素有り/謎解き要素有り?/流血多/キャラクターの死の要素有り/シリアス九割ほのぼのギャグ一割
 メインキャラ ミミル/フランシス/メディ
 交流はかなり難しいかも


「この〝世界〟の本当の姿が見たい。きっと、素敵な色をしてるって信じてるもの!」

 


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☆六章 黄昏の少女と黒き炎竜

「世界の底で必ず見つけ出す、守るために」

 二十年前。人類の唯一国家であり最後の砦でもある王国『セイントル』は、長きに渡る〝異形なる者〟の侵攻によって滅亡の危機に瀕していたが、魔なる者を打ち払う力を持つ〝防魔石〟の発掘に成功したことによって状況は一転する。
〝異形なる者〟に武力で対抗できる術を得た人間種は瞬く間に力をつけ、〝異形なる者〟の虐殺を多発させていく―――――地球は、人間と人外の溝が更に深まっていく暴力的な世界と化しつつあった。
 そんな中でも最強の魔獣である竜を撲滅する運動が活発化しき、絶大なる力を保持する炎竜クロイツは瀕死の状態に陥る。 
 最愛の姉を失った悲しみと憎悪に苦しむ中で、彼は黄昏髪の少女に巡り合い……。
 人間と竜、人間と人外の種族を越えた絆の物語。

 長編(外伝予定有り)/戦闘要素有り/流血多/前半シリアス後半ほのぼのギャグ
 メインキャラ ルーナ/クロイツ
 微交流可(後半のみ) 
  
「明日も明後日も〝世界〟で生きていたい。わたしの大好きな―――――」

 

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☆七章 黒の光と白の闇

「繋がる世界、続く世界、果てる色」

 防魔石を防魔装置(シス・マテリア)として加工することに成功した人間種は、結界の中で閉鎖的に暮らすようになっていた。
 防魔装置(シス・マテリア)を作り出したとされる偉大なる大魔法使いの家系に生まれた少年ロミは、安穏を貪り恐怖におびえるだけの変わり映えの無い人間達に人間の身でありながら失望しつつあった。
 微温湯のような平和を守り続けたいと決意する双子の弟テナに対しても、ロミの失望の色は深かった―――――かつての旧世界を再来とさせる、人間同士の醜い戦が始まるまでは。

 そこまで長くない話/戦闘要素有り/流血多/キャラクターの死の要素有り/シリアスしかない
 メインキャラ ロミ/テナ
 交流はかなり難しいかも


「こんな〝世界〟、いらなかったんだ」

 


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☆八章第一節 名も無き勇者の冒険

「世界を君に、一つの愛を」
 
 世に厄災をもたらす竜人の子として生まれたソウリュウは、孤独の身で世界中を旅する
 この世界の姿を見るために、誰かのために戦うために。誰一人として死なせないために、誰一人として殺さないために。
 旅先で巡り合うのは生きることに絶望した不死者、誰かを裁くことでしか存在意義を見い出せない剣客の少女、死を愛する死霊使い、死ぬことが恐ろしくてたまらない邪妖精の取り換えっこ、人を斬り刻むことだけに生きがいを感じる殺人鬼、理想の実現を強く望む邪仙、〝楽しさ〟しか理解できない液体人間、心を持たないメイド、家族を取り戻すために奔走する格闘少女―――――数えきれないほどの絶望と希望、苦悩の中で生きていく者達。
 対立しあう〝異形なる者〟と人間の狭間をソウリュウは生きていく。
 長くも短い勇者の三年間の冒険譚。
 呪われし子が世界を救い、本当の愛を知るまでの成長の物語。

 長編(外伝予定有り)/if満載/戦闘満載/流血多/キャラクターの死の要素有り/シリアス五割、ほのぼのギャグ三割
 メインキャラ ソウリュウ/ヤシロ/フランシス
 八章二節と同じ時系列。
 交流可


「〝世界〟?とりあえずみんなまとめて俺が守ればいいだけの話だろ?」

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☆八章第二節 幻想世界の古道具屋

「世界をみんなに、無数の心を」

 長く大切に使われた道具たちには確かな心が宿る。
 ニホン北東部に存在する街『サーミ』にてひっそりと構えている〝オルバ古道具店〟には、魔道具や旧世界の遺産の数々が新たなる持ち主を待っている。
 道具たちの心が読める少女アネットは、兄のようで父のようでもある魔法使いロミと、親友のブリキの人形タロと共に道具屋見習いとして様々な道具の謎、秘密を解決していく。
 サーミの街の人々との交流、幾つもの謎々、様々な種族との交流。
 思い出を映すカメラ、人間を呪い続ける人形、新たな奏者を求めて唄い続けるピアノ……。
 心優しい少女と仲間達が織りなす、小さな街での不思議な毎日の物語。

 長編(外伝予定有り)/戦闘要素有り/謎解きモドキ要素有り/シリアス三割ほのぼのギャグ七割(全章で一番殺伐していない)
 メインキャラ アネット/ロミ/タロ
 八章一節と同じ時系列。
 交流可(おそらく全章で一番交流しやすいはず)


「〝世界〟は広いから、きっといつまでもみんなの物語は続くよ」

 


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☆九章 勇者の娘と理のパズル

「世界をこの手に、夢を糧に、もう一度始めよう」

 竜と人間の架け橋となった勇者の活躍によって無事集結した〝大戦争〟から十三年後。
 人間と竜人の間に協定が結ばれ、奴隷解放運動も順調に進み、人間と〝異形なる者達〟との劣悪極まりない関係は時間と共に改善され、徐々に平和的な共存の道へと歩み始め、世界は弱肉強食な無法地から民主的な社会になりつつあった。
 〝大戦争〟の際に大地に与えられた傷痕は様々な種族の協力によって回復し、同時に多くの種族が集まる巨大な共和国『グリニア』が建国される。
 そんな建国したてのグリニアに、ニホンの山奥から家出してきた竜人の少女もとい田舎娘のレンゲがやってくる。
 都会で青春的な意味でいろいろドンパチ派手なことをするつもりが、猫の獣人の探偵ローアルに助手としてスカウトされてしまうことに……?
 その間にも世界には新たな暗雲が忍び寄りつつあり、巷では人々の〝夢〟を盗む怪盗Fなる一味が暗躍しており……?
 謎とパズル、夢の中の幻想、人々が織りなす新たな冒険。
 世界の真理へと挑む夢と希望と絶望の物語。

 長編(六章~八章までの集大成)/戦闘要素有り/謎解きミステリーモドキ要素有り/流血多/キャラクターの死亡要素有り/前半ほのぼのギャグ、後半シリアス
 メインキャラクター レンゲ/ロアール
 微交流可?(まだ話の基盤が怪しいので未定)


「〝世界〟?面倒な物は全部ぶった斬ればいい話なんでしょ?」

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☆終章 星と史とガイアの約束

 

改変中




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 「物語はまだ始まったばかり。はたして彼らはどのように生き、どのように死んでいくのだろうか」

 

 

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